クローディア・マルガリータ・フォアレス・フォアレス、マリアナ・ド・ジェズ・サガスチュメ・ヴェンテュラ、ジャネット・ローレンス(ノヴィス)のシスター達。聖マルグリット・ブールジョワの像と共に。
撮影:CND、2010年

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マルグリット・ブールジョワとモントリオール

出典:『マルグリット・ブールジョワとモントリオール 1640年-1665年(序章)』 パトリシア・シンプソン著 (Montreal: McGill-Queen's University Press, 1997)

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4. 真の自由への教育:家族と協働する

マルグリット・ブールジョワと仲間たちが「ニューフランス」の子供たち(当初は少女と共に少年も引き受けていた)や女性たちに、まず第一に行った教育は、深い宗教心から湧き出た信仰教育であった。マルグリットの生涯だけではなく、後世に伝えられた彼女の言葉にも表われているとおり、信仰はマルグリットの教育の土台であり、何よりも第一に大切であったことは、旧約と新約の核心である二つの掟、「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛し、自分を愛するように隣人を愛しなさい」であった。しかしマルグリットにとって、教育とは、宗教教育を伝える以外にも、重要な役割を持つものであった。マルグリットが初めて教えた生徒は、裕福な家庭や実力者の家庭の子供ではなく、17世紀のモントリオールの入植者の子供たちで、幼いうちから自分と家族の生活を支え、新しい国を建設するという厳しい状況に直面していた。マルグリットは彼等がこの任務を果たせるように、仕事のよい仕上がりの大切さばかりでなく、努力を重ねることに重要性と価値があることを強調していた。

マルグリットの教育活動は、教室内での子供の教育だけではなかった。新しいフランスに未来の花嫁として移住して来た若い女性に手を差し伸べ、住む家を用意し、生活を共にして、彼女たちが新しい国、新しい状況に慣れ、適応できるようにと助けた。また貧しい女性たちのために講習会を開き、手工芸の技術を身につけさせ、それで生計を立てることができるようにした。マルグリットと仲間たちが初期の入植地で人々と密着して生活し、周囲の必要を敏感に察知し、それに応える才能を備えていたことで、ここでの教育は、教育を受ける人々の生活の必要によく応えた形を取っていた。

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関連項目

大きな夢を抱いた開拓者

マルグリットの生涯 主な出来事

肖像画の調査

創立者についての詳細情報